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アーティストトーク| サイモン・ベイカー(ヨーロッパ写真美術館館長)と、MEP Studio (ヨーロッパ写真美術館)による5人の女性アーティストとの対談 [英・仏>日]

日程:9月18日 時間:16:00-17:30

会場:ライブ配信

キュレーターであるサイモン・ベイカー氏と、アーティストのマノン・ロンジュエール氏、アデル・グラタコス氏、ニナ・ショレ氏&クロチルド・マッタ氏が、フランスで生まれた映像や写真の新しい視点について語ります。
サイモン・ベーカー
2018年5月よりヨーロッパ写真美術館(パリ)の館長を務める。以前はテート・モダン(ロンドン)のインターナショナル・アート部門、写真部門のシニアキュレーターとして、「Don McCullin」(テート・ブリテン 2019)、「Shape of Light」(テート・モダン 2018)、「Performing for the Camera」(テート・モダン 2016)、「Conflict, Time, Photography」(テート・モダン 2014)、「ウィリアム・クライン+森山大道」(テート・モダン 2012)などの展覧会をキュレーション。ヨーロッパ写真美術館にて最初に手がけたのは、2019年3月から開催されたココ・キャピタン展「Busy Living」とレン・ハン展「Love」である。美術史の博士号を持ち、2004年から2009年にはノッティンガム大学で美術史の准教授を務めた。『ジョージ・コンド:Painting Reconfigured』(テームズ&ハドソン 2015)など、美術史に関する書籍の著作も多数刊行されている。近年刊行した書籍や書評では、ココ・キャピタン、アントニー・ケインズ、片山真理、マヤ・ロシャについて執筆した。
ニナ・ショレ&クロチルド・マッタ
映像作家/ダンサーのニナ・ショレ(1991年レ・リラ生まれ)と、美術作家/女優のクロチルド・マッタ(1991年パリ生まれ)は、2018年からユニットとしてコラボレーションを行っている。ショレとマッタの作品は、写真や映像、パフォーマンス、インスタレーションを組み合わせながら、虚構と現実の境界線を曖昧にしていく。「身体的な親密さ」を視覚的に表現するための感覚的・直観的なアプローチが、彼女らの芸術活動の中心をなしている。官能的で詩的なイメージを用いて女性の身体の表現を探究する2人は、ユニットでの共同制作と並行して、それぞれ独立したアーティストとしての活動も継続している。
Adèle Gratacos de Volder © Karel Duerinckx
アデル・グラタコス・ド・ヴォルデール
1993年生まれ、現在ブリュッセル(ベルギー)在住。ベルギーのラ・カンブル国立美術学校で彫刻、映像、インスタレーションを学んだグラタコス・ド・ヴォルデールは、写真や映像によるリサーチにエディトリアル(出版編集)を融合させた制作を特徴とする。2018年には『Tous ces tremblements qui nous exposent (Too close is not enough) [私たちをさらけ出す、あらゆる揺らぎ(近すぎても駄目)]』を、また2019年には『Est-ce si épuisant de scruter l’invisible ? (Cartographie plurielle d’un visage) [見えないものを詳しく知ろうとするのはそんなに大変なことなのだろうか?(いくつもの顔のマッピング)]』を、いずれもSilence Edition社から出版。また進行中のプロジェクト「Hôtel Minotaure(オテル・ミノトール)」は2021年に「Vocation Prize for Visual Art」を受賞した。グラタコスのリサーチに基づく活動は近年さらに拡張し、レクチャーや建築などの領域にも派生している。
マノン・ロンジュエール
1993年生まれ、現在パリ在住。パリのソルボンヌ大学で美術史の学位を取得した後、アニメーションの専門学校ゴブランで学び、2017年に同校を卒業。ロンジュエールの作品は、フランス国内はもとよりヨーロッパ各国の映像祭で上映され、エリゼ写真美術館(スイス、ローザンヌ)をはじめとするヨーロッパの重要な美術館に収蔵されている。ロンジュエールは現在、「Mémoire d’un future(未来の記憶)」という新たなプロジェクトに取り組んでいる。本プロジェクトは、CNAP(フランス国立造形芸術センター)とパリのジュ・ド・ポーム国立美術館が共同で行う「Image 3.0」の委託制作作品として進められている。

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